RORO船とコンテナ船の違い|個人で中古車を輸出するならどっち?
- shogo shirako
- 1月20日
- 読了時間: 4分
個人で中古車を海外に出そうとすると、かなりの確率で出てくるのが「ROROとコンテナ、どっちがいいんですか?」という話です。
正直に言うと、どちらが正解という話ではありません。
向いている条件が少し違う、というだけです。
この記事も「これが正解です」と決めきるものではなく、選びやすくするための整理くらいに思ってもらえたらちょうどいいかなと思います。

ROROってどういう輸送?
ROROは、簡単に言うと「車がそのまま船に乗る」輸送です。
港に持っていって、船の中まで運転して入れる。
フェリーに近いイメージを持ってもらうと分かりやすいかもしれません。
クレーンで吊ることもなく、箱に入れることもなく、車が自走して積まれる。
仕組みとしてはとてもシンプルです。
個人輸出だと「余計なことをしなくていい」という点で安心感を持つ方もいます。
一方で、向け地によっては船の本数が少なめです。
月1本くらいだったり、タイミングによっては1〜2ヶ月待つこともあります。
急ぎではない人にとっては問題にならないですが、予定が決まっている人だと少し気になるポイントかもしれません。
コンテナ輸送ってどう違う?
コンテナ輸送は、車をコンテナという箱に入れて運ぶ方法です。箱ごと船に積まれるので、外からは中身が見えません。この「箱に入れる」という一手間が、ROROとの大きな違いです。
感覚的な違いで言うと、ROROが「船に直接乗る」なら、コンテナは「荷物として運ばれる」に近いです。専門用語はさておき、物流としてはかなり一般的な方法になります。
スケジュール感も少し違います。コンテナ船は本数が多く、週1〜3本くらい動いていることが多いです。最近はドレージ業者がかなり忙しい状況ですが、それでも「今日ヤードに入れて、今週中に出す」という段取りが成立しやすいのはコンテナ輸送です。生活や引っ越しの予定がすでに決まっている人だと、この点で考え方が変わる場合もあります。

個人輸出で迷いやすいポイント
ここからは、実際に個人で進めるときに迷いやすいところです。
まずスケジュール。
ROROは船待ちになることがあります。
コンテナは比較的組みやすいですが、作業が増える分、段取りは必要です。
次にトラブル時の対応。
ROROは構造がシンプルなので「何が起きているか」が分かりやすい一方、
コンテナは工程が多く、人が関わる場面も増えます。
その分、確認ポイントも増える、という考え方もできます。
最後は気持ちの問題です。
「箱に入っている方が安心」という人もいれば、
「自分で動かして積める方が安心」という人もいます。
このあたりは理屈より感覚の部分が大きいです。
どちらを選ぶ人が多いか
最近の傾向で言うと、
スケジュールがある程度決まっている人はコンテナを選ぶことが多い印象です。
赴任日や帰国日が決まっているケースですね。
一方で、
「急いでいない」「なるべくシンプルに進めたい」という方はROROを選ぶ場合もあります。
どちらも珍しい選択ではありません。
費用について
もう一つ、気になるのが費用感だと思います。
細かい金額は向け地やタイミングで変わるのでここでは触れませんが、
感覚的には、コンテナ輸送は船賃に加えてヤード作業などが入る分、
1台で送る場合、ROROより高くなることが多いです。
目安としては、
条件によって1.2倍くらいで収まることもあれば、
場合によっては3倍近くになるケースもあります。
この差をどう感じるかは人それぞれで、
「多少高くなっても予定通りに出したい」
「トラブルの可能性を下げたい」
という方にとっては、納得できる範囲と感じることもありますし、
「そこまで出すなら待てる」
という方もいます。
まとめ
ROROが良い、コンテナが悪い。
その逆もありません。
条件次第で、向き不向きが変わるだけです。
迷っている時は、
何を優先したいかを整理するだけでも十分です。
スケジュールなのか、手間なのか、安心感なのか。
そこが見えてくると、選択肢も自然に絞れてきます。
判断を整理するところまでであれば、条件次第では相談いただくことも可能です。
無理に決める前に、一度落ち着いて考える材料として使ってもらえればと思います。

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