【超やさしい】通関・税関・関税って何?中古車の海外輸出で知っておくべき基本
- shogo shirako
- 4 日前
- 読了時間: 3分
中古車を海外へ送るときに必ず出てくる言葉、「通関」「税関」「関税」。
言葉だけ見るとむずかしそうですが、実は…
“飛行機で海外旅行する時”とほぼ同じ流れで考えるとめちゃくちゃ分かりやすいんです。
今回は、誰でもイメージできる形で「通関とは何か?」を簡単にまとめました。中古車の輸出が初めての方でも、スッと理解できる内容です。
■そもそも「通関」って何?
海外旅行で言うと…
出国ゲートを通るときの手続きと同じイメージ。
●ポイント(超シンプル)
日本から海外へ荷物を出すとき → 輸出通関(=日本出国)
現地で荷物を受け取るとき → 輸入通関(=相手国入国)
人が海外旅行するときも、
パスポートチェック
出国審査
荷物チェックがありますよね。
荷物(=車)も同じで、「この車は何?」「危険物じゃない?」「書類にウソはない?」をチェックするのが通関です。
■「税関(Customs)」って何?
海外旅行で言うと…
空港であなたのパスポートと荷物をチェックする人たちが「税関」です。
●ポイント
税関=国の玄関でチェックする“国の係員”
危険物・薬物・武器・偽物などをストップ
人の場合は入国審査、荷物の場合は通関審査
税関は“税金を取るだけ”の場所ではありません。安全のためのチェック機関です。
■「関税(Tariff)」って何?
海外旅行で言うと…
帰国するときに「免税範囲を超えた買い物をしたら税金がかかる」アレ。
空港で「申告するものはありますか?」って聞かれますよね。
あれが関税の考え方です。
●ポイント
関税は輸入側の税金
日本から車を出すときには関係ない
国によって税率が大きく違う
“どの国の税関で、いくら払うか”はその国が決める
中古車の場合も同じで、ガーナならガーナケニアならケニアウズベキスタンならウズベキスタン…の税関で税率が決まります。
■ここが重要!「輸出代行業者がやること/やらないこと」
✔ 弊社が責任をもって行うこと(=日本の“出国手続き”)
日本の輸出通関
輸出抹消や書類準備
海上輸送の手配
港での搬入
B/L発行など
→ 日本側の“出国チェック”はすべてこちらで対応します。
✔ 弊社が原則として関与しないこと(=相手国の“入国手続き”)
現地側の輸入通関
現地で発生する関税の支払い
現地での登録・ナンバー取得
国ごとの規制案内
→ 相手国の税関での手続きは、現地の通関業者 or 受取人が行います。
■よくある勘違い(例えで理解すると…)
❌「日本で関税払えるよね?」
→ 海外旅行で日本の空港で “アメリカの税金” を先に払えますか?と同じ話。払えません。
❌「現地の通関まで全部お願いしたい」
→ 飛行機で日本の空港スタッフに、ハワイの入国審査を頼むようなものです。できません。
■まとめ(海外旅行の流れで覚えるとラク)
税関=国境でチェックする係
通関=荷物の出国・入国手続き
関税=“入国した国”でかかる税金
日本側の手続きは輸出代行業者
現地の手続きは現地側の税関・通関業者
旅行と同じで、“出国”は日本で、“入国”は相手国でやる。それだけの話です!

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