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【車が現地到着前後に起こること その1】ARRIVAL NOTICEって何?〜港に着く前に来る、ちょっとソワソワするやつ〜

  • 執筆者の写真: shogo shirako
    shogo shirako
  • 2025年12月16日
  • 読了時間: 3分

更新日:1月13日

車を海外に送っていると、港に着く前後で、こんな連絡が来ることがあります。

「ARRIVAL NOTICE が届きました」「ARRIVAL NOTICE が来てないんですが、大丈夫ですか?」

結論から言います。

来ても普通。来なくても、まあ普通。でも、来たのに放置するのは危険です。

今回は、このARRIVAL NOTICE(アライバルノーティス) について、サクッと整理しておきます。



ARRIVAL NOTICEって、そもそも何?

ARRIVAL NOTICE は、船会社や現地の代理店から送られてくる

「船、もうすぐ着きますよー」「受け取る準備、始めてくださいねー」

という到着予告の連絡です。

多くの場合、到着の数日前〜到着直後にメールで届きます。

中身はだいたいこんな感じ。

  • 船名・便名

  • 到着予定日(ETA)

  • B/L番号

  • 現地でかかる費用の案内

  • 現地代理店の連絡先

この中で一番大事なのは、「誰に連絡すればいいか」です。



「ARRIVAL NOTICEが来てません!」

これ、本当によく聞きます。

でも理由はだいたいこのへん。

  • メールアドレスが登録されていない

  • 迷惑メールに入っている

  • 現地代理店が、まだ送ってない

  • そもそも「聞かれたら送る」文化

なので、

ARRIVAL NOTICEが来てない = トラブルではありません。

船は、だいたい黙って着きます。



「ARRIVAL NOTICEが来たんですが、どうすれば?」

これも定番質問。

答えはシンプルで、

“読む”より“動く”ためのメール

です。

やることは基本この3つ。

  1. 現地の通関業者に転送

  2. B/Lの内容を軽くチェック

  3. 書いてある費用と連絡先を確認

この時点で通関業者が決まっていないと、ちょっと焦ります。

「で、このメール誰に渡すんだっけ?」問題、発生です。



ここで重要:CONSIGNEE と NOTIFY PARTY

ARRIVAL NOTICEが誰に届くかは、B/Lに書いてあるこの2つでだいたい決まります。

■ CONSIGNEE(荷受人)

その車を正式に受け取る人です。基本的に、

  • 輸入通関

  • 車両引き取り

を行う“主役”ポジション。

■ NOTIFY PARTY(通知先)

「到着したら、この人にも連絡してね」という相手。実務では、

  • 現地の通関業者

  • 代理店

  • 輸入サポート業者

が入ることが多いです。



よくあるズレたパターン

ここ、意外と詰まりポイントです。

  • CONSIGNEE は本人

  • NOTIFY PARTY が空欄 or 違う人

この場合、

「船は着いてるのに、誰にも連絡来てない」

という現象が起きます。

逆に、

  • NOTIFY PARTY に通関業者

  • CONSIGNEE は本人

だと、ARRIVAL NOTICEが通関業者に直接届くのでスムーズ。

👉 誰を NOTIFY に入れるか、大事です。



ARRIVAL NOTICEは「スタートの合図」

ARRIVAL NOTICEが来た時点で、

  • 船はほぼ来る

  • 港の時計が動き出す

  • 保管期限カウントダウン開始

だと思ってOKです。

怖いメールではありませんが、放置すると港は一切優しくありません。

港に到着したのに1ヶ月放置して、保管料が100万近くになるって話もあったりします。



まとめ:ARRIVAL NOTICEで慌てないために

ARRIVAL NOTICEは、

  • トラブル通知でも

  • 請求書でも

  • 怒られるメールでもありません。

ただの、

「そろそろ来ますよ。準備しといてね」

という合図です。

そのために、

  • CONSIGNEE は誰か

  • NOTIFY PARTY に誰を入れるか

  • 通関業者は決まっているか

これを出港前に整理しておくだけで、到着後はかなりラクになります。



次回【その2】では、港に着いてから実際に何をやるのか(引き取り・通関・税金・運び出し・登録)を、もう少し突っ込んで書く予定です。


ARRIVAL NOTICEが来て「これ、誰に送ればいいの?」となったら、港に着く前でも遠慮なく聞いてください。

港は待ちませんが、人は待てます。




ご自身のケースに当てはまるか確認したい方は、

こちらからご相談ください。

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