頼まれたのは“車”だけじゃなかった。――現地の家族と友人、同じ任せ方で起きる“差”
- shogo shirako
- 2025年12月26日
- 読了時間: 3分
更新日:1月13日
正直に言うと、
車両輸出のトラブルで一番あとを引くのは、
お金でも書類でもなく、人間関係です。
特に多いのが、
現地の家族に頼まれて
もしくは現地の友人に頼まれて
日本のお客さんが輸出を進めるケース。
ここ、
同じ「頼まれた」でも、結果はまったく違う方向に転びます。
スタートはどちらも「善意」
まず共通点から。
日本にいるお客さん
海外にいる家族 or 友人
「日本車を送ってほしい」と頼まれる
好意で動き出す
日本側では、
車の準備
書類手配
輸出代行への依頼
をきちんと進めます。
当社としても、
日本側の輸出業務は問題なく完了します。
B/L(船荷証券)を引き渡し、車は無事に船へ。
ここまでは、家族でも友人でも、違いはありません。
分かれ道は「現地で止まった瞬間」
問題が表面化するのは、
現地港に到着してからです。
輸入通関が必要
税金や検査がある
書類が追加で求められる
このとき、事前に準備していたかどうか、
準備をしていなかった場合家族と友人で“空気”が変わります。
家族の場合:揉めるけど、まだ修復できる
家族に頼まれていた場合。
「思ったより大変だね」
「ちょっと確認するわ」
「時間かかりそう」
不満は出ますが、最終的に誰かが動くことが多い。
立替えが発生しても話し合える
遅れても「まあ仕方ないか」で済む
最悪、日本側がサポートに回れる
正直、気まずくはなりますが、壊れきらない。
家族なので。
友人の場合:一気に距離ができる
一方、友人に頼まれていたケース。
友人は初めての輸入
想定外の手間・費用が発生
「聞いてなかった」が頻発
そして、こうなりがちです。
「こんな面倒だと思わなかった」 「そっちがちゃんと調べてくれると思ってた」 「もうこれ以上は無理」
この瞬間、“善意”が“押し付け”に変わります。
車は港、費用は未確定、連絡は減り、関係も薄くなる。
輸出が終わっても、後味だけが残る。
こういったお客様の話、0とは言えないです。
なぜ友人だと一気に難しくなるのか
違法とか、非常識とかではありません。
理由はシンプルで、
家族:多少の負担は飲み込める
友人:負担が出た瞬間に線を引く
輸入通関は、
時間
お金
書類
判断
がセットで動きます。
「ちょっと代わりに受け取る」では済まない。
この重さを、最初に共有できていないのが問題です。
現地側(家族・友人)に必ず確認してもらうこと
誰に頼む場合でも、ここは共通です。
B/L原本が必要か、Surrenderで足りるか
輸入通関に必要な書類
関税・税金の有無と金額
現地検査の内容
誰が、いつ、責任を持って引き取るのか
これを事前に確認していないと、負担がすべて「後出し」になります。
まとめ:頼まれるなら、線引きも一緒に
車両輸出は、「送ってあげる」話ではありません。
家族なら、多少の誤算は回収できる
友人なら、誤算はそのまま距離になる
日本側の輸出代行がどれだけ整っていても、 現地側の確認不足は止められません。
頼まれて動くなら、
どこまで自分が関与するのか
現地側の責任はどこからか
ここを最初に決めておく。
それが、車も、人間関係も守る一番の方法です。
判断材料として、参考になれば幸いです。
ご自身のケースに当てはまるか確認したい方は、
こちらからご相談ください。

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